≪ シリーズ ★旅は、ここからゆっくりになる。第6話 ≫

STAFF’S BLOG

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バッグを置くと、今日の旅が、自分の時間に戻りました。


函館の街を歩き、一日を過ごして宿へ戻る。


玄関をくぐると、外の空気が少し遠くなりました。


部屋へ向かう廊下を歩く時間は、ほんの数分です。


けれど、その短い時間が、街を歩いていた気持ちを少しずつ静かにしてくれます。


部屋へ戻り、まずバッグを置きます。


急いで荷物を片付けるわけでもなく、次の予定を考えるわけでもありません。


ただ、バッグを置いて、部屋の灯りの中でひと息つく。


それだけで、今日という旅が、自分の時間へ戻ってくるような気がしました。


─ 宿は、眠るためだけの場所ではありません。 ─


一日を思い返し、心をゆっくりほどき、明日を迎えるための場所でもあります。


旅先にも、帰りたくなる場所がある。


そう思えた夜は、きっと旅そのものを少しだけ豊かにしてくれるのでしょう。


─ 窓の外には、まだ今日の続きがありました。 ─




─ 旅は、ここからゆっくりになる。─

KKRはこだてスタッフが綴る、新しい函館旅のエッセイ。



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